モンクさんの健康ブログ

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その温泉は本物?!『究極の源泉宿72』のレビュー&調査


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「究極の源泉宿73」という絶版になった本をご存じだろうか?

 

小森威典(たけのり)氏が100%源泉宿を探し求めて全国を奔走し、

彼が考える基準で源泉宿を記した2016年に出版された本である。

 

小森氏は「100%源泉宿は1%に過ぎない」

とマスコミに公表したとたん、

テレビ関係者、温泉関係者からは疎まれる存在になってしまった。

真実を伝えることがテレビでできないなら、本で訴えるしかない・・という意図で出版した一冊なのである。

 

Amazonでは、2022年9月時点で6,000円で販売していたのだが・・

10月21日時点で7,000円を超える販売価格になっていた。

 

定価1,000円(税抜)の本にそんなに払えないなぁ・・ということで

私は近所の図書館をいくつか回り、手に取ることができた

 

 

率直な感想として・・この情報が真実だとしたら、

温泉業界や医療業界に不都合な情報が多々書いてありました。

この内容はさすがに絶版(出版停止)になってしまうと思うし、

同時に私のような、単純に温泉が好き!と思っている無知な人に読んでほしい本だと思いました。

 

今回の記事は、もしかしたら消されるかもしれないタブーのギリギリ情報です。

それでも「一人でもこの本の内容を認知してほしい」ため、

そのエッセンスをまとめつつ、私なりにわかりやすく肉付けの説明を入れて

ブログに残しておこうと思います。

(詳細の部分を知りたい方は、とても読みやすい本なので読んでみてくださいね!)

 

 

第一部 「100%源泉かけ流し」は、全温泉の1%

 

「源泉かけ流し」の恐るべき実態

本物の温泉であるための、4つの条件

一、源泉かけ流しであること(循環はもってのほか)

二、加水しないこと(源泉の湯量不足を補う加水はもってのほか。源泉の湯温が高すぎるための加水も認めない)

三、消毒しないこと(これをクリアすることが一番難しい)

四、清潔が保たれていること(つまり、こまめな掃除。三の無償毒をクリアするためにも必須の条件)

ただし、冬場の加温だけは仕方ないとして上記の4つの条件から外れることとする。

 

☆かけ流しの名湯と呼ばれる草津温泉については

 泉質は素晴らしいものの、源泉が熱すぎて加水なしで適温に下げることが

 できないため残念ながら究極の源泉宿に一軒も入らなかった。

 

「源泉の質」について、噴き出しの瞬間からその力を失いつつあるため

 湯舟までの郷里をおかず、時間もおかずに入湯できるのが良い

 旅館の近くで自然に地下から湧出(ゆうしゅつ)した「自噴泉」が一番良いが、

 ボーリング掘削で動力でくみ上げる「動力温泉」までは許容としている。

 

☆都内の高層ビルで、温泉供給会社からリットル単位で購入する源泉や、

 温泉旅館組合が源泉を管理し、客数に応じて配湯するものについては、もはや

 「源泉」本来が持つ温泉力を失っているとした。

 

上記の条件を満たす宿だけを著者は「五ツ星源泉宿」と認めており、

この『究極の源泉宿72』として紹介している。

 

また本書には、下記の見出し記事があるが目次に載っていないほど

公にはできない記事があからさまに書かれている。

この部分についてはぜひ実際の本を読んで確認してほしい。

・本物の源泉宿は1%という現実

・温泉は、なぜ堕落した?

 

 

超強力消毒剤「トリクロロイソシアヌル酸」の登場

源泉自体は素晴らしくても、その管理には途方もない手間とお金(人件費や水道料金)がかかる。

レジオネラ症を恐れた温泉宿は、その手間暇をかけずに手っ取り早く節約できるため、

強力な消毒剤に頼ることとなった。

手っ取り早く、「カ〇キラー」を薄めたものを温泉に入れているイメージが

わかりやすいと思います。

 

【参考】レジオネラ症

レジオネラ症 出典:厚生労働省HP

厚生労働省HPより レジオネラ症

レジオネラ症

【参考】水質検査と対策薬剤を販売している会社

www.azumakougyo.co.jp

【参考】動物用医薬品評価書 ジクロロイソシアヌル酸 食品安全委員会

https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000701299.pdf

マウスの実験から発がん性や残留性は見られないという見解をしているが、

残留性は100%ではなく、慢性的な病がある方が消毒された温泉に入ると

かえって症状が悪化するというは納得できますね。

 

 

なぜ、ウソの「源泉かけ流し」表示が許される?

「源泉かけ流し」と謳いながらも、実際のところ「循環式かつ消毒をしている」宿は

たくさんある。

著者が「源泉かけ流し」のウソ表示は違反にならないのかと、厚生労働省に行って確かめた回答によると、特段信用していない表示についての真偽を別段問題としていないという。そんなことだから都道府県はうるさくいわない。だからウソの表示をしても問題ないというのだ。

 

温泉の横に必ず表示がある「温泉分析書」

そこには、かけ流しなのか、循環式なのか、消毒剤のことが書かれているので

入る前に必ず確認しましょう。

99%の宿は消毒剤を使用しているため、かならず湯上り時にはシャワーで体を流しましょう。

 

「温泉ありがた人間」は目をさませ!

温泉旅行者は、三種類に分類される。

①温泉ありがた人間(60%以上) ←私もこれでした・・

 温泉は体にいいと信じ切っている人たち。

②温泉マニア(40%ほど)

 へたな温泉旅館主人より温泉のことをよく知っている人たち。

③温泉の猛者(温泉マニアのなかのさらに10%)

 本物温泉を知り尽くした人たち。

 

消費者が利口になれば、温泉宿は変わるしかない。

だからこそ①温泉ありがた人間が気付くことでその温泉宿に行かなくなる。

そのことが、温泉再生への原動力になり、温泉を良くすることにつながると著者は述べている。(30%ほどの温泉宿が減少する怖れもある)

 

本物の源泉宿を探す方法とは?

以下の二つの視点を持って温泉を探せばよい。

「温泉は毎分何リットル湧出しているか」

 →宿が50人収容であれば、毎分50リットル以上の湧出量が必要

「源泉の温度は何度か」

 →39℃から50℃前後の湯温であれば、努力次第で100%源泉になる。

  それ以下であれば、温泉の質を疑ってみる必要がある。

 

2,奇跡を呼ぶ温泉パワー

温泉を守りとおした伝説の硬骨漢

「日本の秘湯を守る会」 「日本源泉湯宿を守る会」を創立した、岩木一二三氏。

温泉を商売とする人が増えたことへのアンチテーゼとして、自分の信念に基づく旅館軍を結成した。温泉好きであれば、岩木イズムの温泉宿は憧れの的である。

 

温泉で実践できる健康法とは?

本物の100%源泉であれば、間違いなく健康の素となるだろう。

湯に入るときの基本として70歳を過ぎても元気な著者の入り方を紹介する。

一、できるだけ室内風呂より露天風呂に入ること

二、首まで20秒浸かったら、あとは心臓部分を湯から出す。寒くなったら、

  また湯まで浸かる。

三、湯に入るのは10分前後、上がる時はタオルで体をたたいて軽く水分を落とす

 

温泉に入ったら、指を1から10まで握って開いての動作を続け、徐々に早くして10分ほど行う。一泊で5回くらい入らないと損である。

今度は足である。横になって足を曲げて伸ばす動作を両足50回。そして足首を回す。そのあとでふくらはぎを5分ほどもむ。そして大股でゆっくり20分から30分、足首を動かしながら背をピンとして歩く。温泉で5回入浴した後と、日常でも行うといい。

 

家庭風呂でも同じで、冬場41℃で、夏場は39℃で入る。長湯の人は2℃さげて入る。これを根気よくやると筋肉がついてくる。

 

元気になる温泉は、年10回以上温泉に入っていると30回目くらいから基礎体温があがり「免疫力」もあがる。見違えるほど元気になる。

 

ソマチッドの温泉効果とは?

難病に効くキーワードとして、「古代ソマチッド」というものの存在がある。

マイナスイオンが多く検出される源泉は効能が高いという調査結果があったものの理由が判明せず、マイナスイオン自体も疑問視されていたが、古代ソマチッドとマイナスイオンが切り離せない関係にあることがわかってきたのである。

古代ソマチッドとは、簡単に説明すると、古い地層の埋設物、漢方薬で最高峰と言われる竜骨・貝の化石などに存在し、カルシウムなどで外側にシェルターを作り、冬眠状態で存在する。だがこの状態では不活性で、それがマイナスイオンを含む源泉と接触すると、ソマチッドの回りにあるソマチッドの回りにあるシェルターが破れ、外に飛び出して活動をはじめる。

ソマチッドは過酷な環境下でも死なない生命体だが、近年の環境変化や科学物質によって、私たちの世界では生命力の弱い現代ソマチッドと、化石の中にいる古代ソマチッドに分かれてしまった。古代ソマチッドは、現代ソマチッドとは活動力が格段に違い、どんな劣悪な環境下でも元気に動きまわる。

 

ソマチッドの役割は、免疫と細胞の恒常性維持機能(ホメオスタシス)と言われる。

光学顕微鏡では、コロニーを形成したソマチッドの集合体は血液中でも見られるが、原形は非常に微小で多孔質の緑片岩の中で見ることができ、6万倍の電子顕微鏡でも詳細な形は確認できなかった。

古代ソマチッドの作用から抗がんに効く薬を作る研究者もいるが公になっていない。

温泉の世界では、その効能に関心を持つメンバーが集まって因果関係を調べたところ、温泉の地層によっては、多量の古代ソマチッドが含まれ、マイナスイオンの高い源泉はソマチッドが活性化して存在することを発見した。これをソマチッド温泉と呼ぶことにしたのである。

 

 

本書には、古代ソマチッドの働きによる温泉効果が発揮されている宿

4軒が紹介されています。

 

第二部 「温泉マニアが虜になった宿」ベスト10

ベスト10といえども、ランキングではなく番号を振っただけの数字です。

どの温泉も素晴らしいです。

 

1,長野県 花仙庵 仙仁(せに)温泉 岩の湯

www.ikyu.com

長野県須坂市の山間に佇む温泉旅館「花仙庵 仙仁温泉 岩の湯」

日本一予約の取れない宿と称されている。

一休レビューは2022年10月現在4.93と一生に一度は訪れたい宿No.1。

【一休で予約可能】直前キャンセルで運良く予約できるかも?!

 

 

2,静岡県 伊豆対島(たじま)温泉 藤よし

hb.afl.rakuten.co.jp

3,群馬県 谷川温泉 水上山荘

hb.afl.rakuten.co.jp

4,神奈川県 箱根芦之湯(あしのゆ)温泉 きのくにや

hb.afl.rakuten.co.jp

5,山形県 蔵王温泉 大平ホテル

hb.afl.rakuten.co.jp

6,岐阜県 奥飛騨温泉 奥飛騨ガーデンホテル焼岳

hb.afl.rakuten.co.jp

7,岐阜県 高山龍神温泉 龍リゾート&スパ

hb.afl.rakuten.co.jp

8,神奈川県 箱根強羅温泉 華ごころ

hb.afl.rakuten.co.jp

 

9,長野県 湯田中温泉 美湯の宿

hb.afl.rakuten.co.jp

10,福島県 二岐(ふたまた)温泉 大丸あすなろ荘

hb.afl.rakuten.co.jp

 

第三部 究極の温泉宿73

73つの宿はエリアごとに記事を分けてみました。

お住まいの近くの宿を探して、ぜひ体験してみてくださいね。

 

monkusan.hatenablog.com

 

monkusan.hatenablog.com

 

monkusan.hatenablog.com

 

 

monkusan.hatenablog.com

 

 

おわりに

このブログにたどり着いた方は、

少なからず温泉に興味をお持ちだと思います。

私も温泉好きだったのですが、著者の言う、源泉かけ流しの宿は

恥ずかしながら全く知りませんでした。

先日実際に行ってみたところ、水が全然違いました。

本物の湯は塩素臭くない、肌のふやける感じがいつもと違う。

 

この本に出会い、温泉がすべて良いと思っていた常識が変わってしまいました。

良い人に会うのは本当に難しいですが、良い本やブログ(SNS)に出会うのは

直接人に会うよりずっとハードルが低いはずです。

 

コロナ情勢になって、いろんなきっかけがあり

サボっていたブログ配信を再開することにしました。

これを機に私のブログを見ていただけたら嬉しいです。

 

モンク