ワインの成り立ちを聞くと納得する
イタリアワインとフランスワインの違い
この2つのワインは隣国で区別がつきにくい人もいるかもしれない。
しかし、イタリアのほうがワインについての歴史は実は長い。
イタリアで作られるワインは日常的に美味しく飲むために作られていた。
ハウスワインで出てくるのもイタリアワインが多いのではないだろうか・・・
(私のいく飲み屋はイタリアが多いので勝手なイメージもある)
イタリア人の基質から
「自分たちが美味しく飲めるように作る」
というのがモットーである。
だから、
「出来の良いワインができた当たり年の翌年は
決まって出来が悪い」
というのがイタリア式なのである。
要するに、
去年うまくできたから今年は楽しても良い的な
性格が災いしているのだ。
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それに比べ、フランスはどうだろうか?
イタリアから伝わったワインは徐々にフランスでも作られるようになった。
フランスワインは
ブルゴーニュ地方をはじめ高級ワインというイメージが強い。
フランスワインはそもそもの成り立ちが
王様に献上するため、他国への贈り物を目的に作られたのである。
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だからこそ品質に一定の基準があり、
安定した(当たり外れがない)味で保たれている。
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とはいえ、チリなどのニューワールドのワインも多く生産され
競合が増えつつあるため、
ここ10年あたりはイタリアワインも高級志向になりつつある。
ただやっぱりイタリアは当たりハズレが多いので
失敗したなぁと思ったら
「イタリア人の基質のせい」にしよう。
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イタリアは失業率40%で非正規雇用でも
その日暮らしでも気にしない基質なのでしょうがない。
それが日本人にはない魅力であり
心の強さだと思う。
そんなイタリアを私は好きなんだなぁ。
モンク